【レビュー】MYNUS iPhoneX CASE【シンプルの美学】
Appleの復活のきっかけといえば、スケルトンで話題になったiMac。
その後、「i」シリーズは世界で売れ続けているけども、その名付け親が、ケン・シーガル氏だ。
そんな彼の著書が『Think Simple』だった。
意味不明な冒頭でごめんなさい。ただ、このケースを使っていると思わず、あの本のタイトルを思い出したので、書きたかったんです。
レビューするのは「MYNUS iPhone X CASE」である。
カラーは2種類(ホワイト、ブラック)で、自分はブラックを購入した。
iPhone Xは少ないとはいえ、ベゼル部分が両モデルとも黒なので、一体感が生まれるのはこちらだった。
あと真っ白だと汚れたらすごく目立ちそうだった。
つくりはとってもシンプル。ただ、シンプルさを極めた、究極のシンプル。昔のiPodみたい。
余計な装飾は一切なく、外側は一色で統一されている、中も本体を傷つけないようにしているところにロゴが入っているだけ。
こういうのすごく好き。iPhoneケースで、外側に見えるようにロゴが入っているものは個人的に嫌い。リンゴのシンボルが、汚れる。
質感はとてもマット。ほかのレビュワーの方が「卵の殻みたい」と評されていたが、本当にその通り。ただ、本当の殻みたいにざらつきはないのでご安心を。
本当に触り心地がよくて、無意味に撫でている時があるくらい。癖になる。
形にとても拘っているようで、僕のへたっぴな写真ではわからないだろうが、そこらにあるiPhoneケースとは違う。
単純にiPhone全体を覆う形をしているだけじゃ、アマゾンで数百円で買える。
言ったように「シンプルを極めた」形状だ。
手にフィットするように、少しだけ背面が曲線を描いている。
目視ではとてもわかりにくい。それくらい、微妙な丸みを帯びている。
だからこそ、手触りがよく、卵みたいなんだ。
大抵のiPhoneケースは、背面と側面の切り替わりがわかる。iPhone本体だってそうだから当然だ。切り替わるところで、少し角ばっている。
ただ、このケースはそれがない。角感(?)が感じられない。
これが拘りであるらしく、本当に素晴らしいと思う。
考えつくされた、単純なつくり。まさに「Think Simple」。
重量も感じられないくらい軽い。
iPhoneXの場合、本体だけで200gくらいあるので、これはありがたい。
そして軽いということは薄い。それゆえにフィット感も素晴らしい。
一瞬、ケースをつけてることを忘れそうになる。
分類としてはハードケースになるはずだが、取り外しは意外と簡単でそこが◎。
毎日お風呂に入れているので、取り外しが難しいケースは使えない。
その点、このケースはパッケージ裏目に書かれているとおりにやれば、つけるのも外すのも一瞬だ。
形状は本当にiPhoneの形をしている。側面部分も全部覆うタイプだ。
iPhone Xは側面がステンレスで傷がつきやすいので、これはありがたい。
あ、でも気になるところが1点。そしてそこが、少し致命的。
「手触りが良すぎて、よく滑る」というのはマイナスポイント。
以前は安物のTPU素材のものを使っていたが、それに比べて手から滑り落ちる回数が増えた。
これちょっと怖い。
黒色だけのボディ、ボタン部分さえ最低限に抑えられたデザイン、そして無駄のない形状。
シンプルだけど、ただ簡素なわけじゃない。
ちゃんと極められたデザイン。まさに「Think Simple」。
総評としては、すごく気にいってるし、作りに対してのこだわりが見れて、こういうのを「メイドインジャパン」というんだよ、称賛したくなる。
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